MEOとは?無料で今日から始められるGoogleマップ集客の手順を解説
「新規のお客様が減ってきた」「ポータルサイトの掲載料が毎月重くのしかかる」と感じている店舗オーナーは少なくありません。広告費をかけずに集客する方法を探すなかで、同業者からMEOを勧められた方も多いはずです。
MEOとはGoogleマップの検索結果で自店を上位に表示させる施策を指し、無料のGoogleビジネスプロフィールさえあれば、Web施策の経験がないオーナーでも自分の手で始められます。
本記事では、言葉の意味とSEOとの違いから、順位が決まる3つの基準、今日のうちに着手できる7つの手順、避けるべきNG行動までを順番に解説します。読み終えた時点で最初の一歩を踏み出せる内容にまとめました。
MEOとは?最初に知っておきたい基礎知識
MEOという言葉を同業者から聞いたものの、正体がつかめないまま検索へたどり着いた方も多いはずです。まずは略称の意味を押さえ、続いて混同されやすいSEOとの違いを整理していきます。2つの立ち位置がはっきりすると、限られた時間と予算をどちらへ振り向けるべきか判断しやすくなるでしょう。
MEOは地図の検索結果で自店を上位に押し上げる
MEOとは、Googleマップの検索結果で自店を上位に表示させるための集客施策です。正式名称はMap Engine Optimizationで、地図エンジン最適化と訳されます。
地図が重視される理由は、外出先で店を探す人がまず地図から候補を絞り込む行動を取るからです。たとえば「三軒茶屋 美容室」と入力した場合、検索結果の最上部に地図と店舗が3件ほど並ぶ画面が現れます。表示枠に入った店舗は電話や経路案内を押されやすく、枠外に沈んだ店舗との差は想像以上に大きくなるでしょう。
店舗情報を整えて枠内を狙う取り組みがMEOであり、無料で使えるGoogleビジネスプロフィールだけで個人店のオーナーも自力で始められる点が最大の特徴です。
SEO(検索エンジン対策)との違いを整理する
SEOとMEOは似た響きを持ちますが、戦う舞台が違うと理解しておくと迷いません。SEOはWebサイトを検索結果の上位へ導く施策で、相手は全国の同業者や大手ポータルサイトです。
対するMEOは地図枠が主戦場となり、順位を争う相手は商圏内の店舗に限られます。もう一つの違いは成果が出るまでの速さでしょう。SEOは半年以上かかる例も珍しくない一方、MEOは数週間から3か月ほどで順位の変化を感じ取れるケースが多く見られます。
| 比較項目 | MEO | SEO |
|---|---|---|
| 表示される場所 | Googleマップ・地図枠 | 検索結果のWebページ一覧 |
| 必要な準備 | Googleビジネスプロフィールの登録 | 自社サイトと記事の制作 |
| 競い合う相手 | 商圏内の同業店舗 | 全国のサイト・ポータル |
| 順位が動くまでの目安 | 数週間〜3か月 | 半年〜1年 |
| 初期費用 | 無料で開始可能 | 制作費・運用費が必要 |
| 相性の良いビジネス | 実店舗を構える業種 | 通販・情報提供型の業種 |
知識ゼロから成果に近づきやすいのは、競合の数が限られるMEOです。実店舗を構えているなら、サイト制作へ投資する前にGoogleビジネスプロフィールの整備から着手する順番が合理的と言えます。

Googleマップの表示順位は3つの基準で決まっている
Googleマップの並び順は、運や偶然で決まるわけではありません。Googleは「関連性」「距離」「視認性の高さ」という3つの基準を公式に公開しています。基準ごとに自力で動かせる余地は異なるため、4つの見出しで中身と打ち手を順番に確認していきましょう。
検索された言葉と店舗情報がどれだけ合っているか
関連性とは、入力された検索語と登録済みの店舗情報がどれだけ一致しているかを表す指標です。Googleは店名やカテゴリ・紹介文・メニュー・さらに口コミの本文まで読み取り、検索した人の目的に合う店舗かどうかを判定します。
たとえば「藤沢 骨盤矯正」と調べた人に対しては、カテゴリへ整体院を選び、施術メニューに骨盤矯正を登録している院が優先されやすくなるでしょう。反対に業種名だけしか入力されていないプロフィールでは、Google側が読み取れる手がかりが乏しく、候補から外れてしまいます。提供中の施術やメニューを一つずつ言葉にして埋めていく地道な作業こそが、関連性を高める近道です。
検索した人の現在地から店舗までどれだけ近いか
距離は、検索した人の現在地または入力された地名から店舗までの物理的な近さを指します。用事は近場で済ませたいという利用者心理を前提にGoogleが順位を組み立てるため、評価が同程度なら近い店舗が上へ並びます。裏を返せば、駅の反対側にある大手チェーンより、検索者のすぐそばにある個人店が勝てる場面が生まれるわけです。ただし店舗を動かせない以上、距離は3つの中で唯一コントロールできない要素だと割り切りましょう。
| 順位を決める基準 | 判断される内容 | 自力で改善できるか |
|---|---|---|
| 関連性 | 検索語と登録情報の一致度 | ◎ 改善しやすい |
| 距離 | 検索地点から店舗までの近さ | × 変えられない |
| 視認性の高さ | ネット上での知られ具合 | ○ 時間をかければ可能 |
改善できる2つへ力を集中させる姿勢が、限られた時間を無駄にしない進め方です。
ネット上でどれだけ名前が知られているか
視認性の高さとは、店舗の名前がインターネット上でどれほど広く知られているかを示す評価軸です。テレビや雑誌で取り上げられる有名チェーンが検索結果の上位に並びやすい背景には、評価軸が働いています。実店舗としての知名度がオンラインの情報量として蓄積され、Googleから信頼できる存在だと見なされる仕組みだと考えてください。個人店にとって不利に思えるかもしれませんが、争う相手は徒歩圏内の同業者に限られます。全国区の有名店と比べる必要はなく、隣町の同業者より少しだけネット上の露出が多い状態をつくれば十分に勝機は生まれるでしょう。長い時間をかけて積み上がる要素のため、早く着手した店舗ほど有利になります。
知名度は口コミ・掲載実績・被リンクで積み上がる
知名度を伸ばす具体策は、大きく3種類に整理できます。どれも一夜漬けでは効きませんが、毎月少しずつ足し算していけば確実に厚みが増していきます。
- 口コミの数と評価:投稿件数が多く、星の平均が高いほど支持される店だと判断されます。返信を欠かさない姿勢も評価につながります。
- 他サイトへの掲載実績:食べログやエキテン、地域情報サイトなどに店舗名と住所が載っている状態は、実在する店だという裏付けになります。
- 被リンクの獲得:取材記事や地元団体のページから自店サイトへリンクが張られると、第三者からの推薦として働きます。
3つとも広告費を払わずに増やせる点が個人店にとっての救いでしょう。まずは来店客への口コミ依頼から始め、無料で登録できるポータルサイトへの掲載、地域とのつながりづくりへと順番に広げていく流れが現実的です。
MEOに取り組むと個人店にこんな変化が起きる
仕組みを理解したところで、実際にMEO対策を続けた場合に自店にどのような変化が起きるのかを具体的に把握しておくと、日々の作業に対する納得感が高まります。広告費に頼らない集客の実感が持てる変化を、五つの視点から確認していきます。
大手サイトを飛び越えて検索画面の一番上に出られる
地図枠は検索画面の最上部に置かれるため、巨大なポータルサイトより先に自店を見つけてもらえます。理由は、地名や現在地を含む検索に対してGoogleが地図を優先的に差し込む設計を採用しているからです。
試しに「渋谷 整体」と調べた画面を思い浮かべてみてください。広告のすぐ下に地図と3店舗が並び、有名予約サイトはさらに下へ押しやられています。毎月数万円の掲載料を払って大手サイト内の何十番目かに埋もれるより、無料の枠で真っ先に視界へ入る位置を確保するほうが効率的でしょう。費用をかけずに商店街の角地へ出店したような効果が得られます。
「今すぐ行きたい」お客様だけに絞って届く
地図から店を探す人は来店意欲がすでに固まっており、無駄打ちの少ない集客につながります。地名を添えて検索する行動自体が「近所で今日中に済ませたい」という動機の表れだからです。実際、地図枠に表示された店舗情報からは、画面を離れることなく次の行動へ移れます。
- 電話ボタン:予約や在庫確認の連絡がその場で入ります
- 経路案内:ナビが起動し、迷わず店頭までたどり着けます
- 予約リンク:営業時間外でも席や枠を押さえてもらえます
- ウェブサイト:メニューや料金の詳細を確認してもらえます
不特定多数へ広く配るチラシと違い、行動直前の人へピンポイントで届く点が地図集客の強みです。少ない表示回数でも来店率が高くなる傾向があり、小規模店ほど手応えを感じやすいでしょう。
自店サイトやSNSへの流入も一緒に増える
Googleビジネスプロフィールを整えると、自店サイトやInstagramへの訪問者も自然と伸びていきます。地図枠にはウェブサイトのリンクを設置でき、SNSアカウントも登録できる仕組みが用意されているためです。
たとえば整体院の場合、地図で院を見つけた人が施術の流れを詳しく知りたくなり、サイトへ移動して料金表を確認する動きが生まれます。美容室なら、スタイル写真を求めてInstagramへ回遊する人も出てくるはずです。地図枠が入口となって複数の接点へ導線が伸びる形になり、サイトを作ったのに誰も見に来ないという悩みの解消にも役立ちます。
口コミと写真が来店前の不安を消してくれる
初めての店に足を運ぶ際のためらいは、口コミと写真の蓄積によって和らげられます。来店経験のない人にとって最大の心配は「自分に合わない店だったらどうしよう」という一点に集約されるからです。
星4以上の評価が20件並び、店内やスタッフの様子が写真で確認できれば、雰囲気も接客レベルも事前に想像がつきます。飲食店なら実際の料理写真、美容室なら仕上がりの一覧が判断材料になるでしょう。数字と画像による裏付けは、どんな宣伝文句より説得力を持ちます。掲載料を払わずとも信頼を可視化できる点は見逃せません。
商圏内での知名度が広告費をかけずに上がる
地道な更新を続けた店舗は、広告予算を使わずに地域内での認知を広げていけます。地図枠へ繰り返し表示されるうちに、店名が近隣住民の記憶へ少しずつ刻まれていくからです。半径2キロ圏内の人が月に何度も同じ店名を目にする状況を想像してみてください。実際に来店する前から名前を覚えてもらえ、知人へ店を紹介する際の候補にも挙がりやすくなります。チラシやリスティング広告は出稿を止めた瞬間に露出がゼロへ戻りますが、地図枠での積み重ねは資産として残り続けます。広告費に頼らない集客の柱を育てたいオーナーにとって、心強い選択肢となるでしょう。
まずここから!MEOの土台をつくる7つの作業
ここからが実践編です。専門知識は要らず、パソコンかスマートフォンで順番に手を動かすだけで終わる作業ばかりになります。最初に固めておきたい土台を7つに分けて解説します。上から順に片付けていけば、初日のうちに骨組みが整うはずです。
Googleビジネスプロフィールを登録しオーナー確認を終える
出発点は、Googleビジネスプロフィールへの登録とオーナー確認の完了です。管理権限を持たない状態では、営業時間の修正も写真の追加も一切行えません。店舗によっては利用者の投稿によって情報が自動生成済みの場合もあり、放置すれば誤った内容が地図上を独り歩きします。
- Googleアカウントを用意し、管理画面から店舗名と住所を入力します
- すでに掲載がある場合は「オーナーである」と申請し、権限をリクエストします
- ハガキ・電話・動画のいずれかで本人確認を済ませます
ハガキ方式は到着まで2週間ほどかかるため、思い立った日に申請だけでも出しておく判断が賢明です。所要時間は入力作業だけなら20分ほどでしょう。
自店の業種に最も近いカテゴリを選び直す
カテゴリ選びは、関連性の評価を大きく左右する重要な設定項目です。Googleはメインカテゴリを業種判断の最有力な手がかりとして扱うため、ズレたまま登録すると狙った検索語で候補にすら挙がりません。美容室が「理髪店」を選んでしまう、整体院が「マッサージ店」で登録している、といった食い違いは実際によく見かけます。適切な選択肢を探すコツは、上位表示されている同業店のプロフィール画面を開き、業種表記を確認する方法です。メインは1つだけ絞り込み、追加カテゴリには実際に提供しているサービスのみを登録します。関係の薄い業種を並べる行為は逆効果になるため控えましょう。
店名・住所・電話番号の表記をすべての媒体でそろえる
店名・住所・電話番号の3点は、掲載しているすべての媒体で一言一句そろえます。表記がバラバラだとGoogleが同一店舗だと認識できず、せっかく積み上げた知名度の評価が分散してしまうためです。ゆれが生まれやすい箇所には、「株式会社」の有無・丁目や番地のハイフン表記・ビル名や階数の省略・固定電話と携帯番号の混在などが挙げられます。自社サイト、食べログやエキテンなどの掲載先、SNSのプロフィール欄を一覧に書き出し、正式表記を1つ決めて上書きしていく作業が確実でしょう。移転や電話番号の変更が起きた際は、全媒体を同じ日に修正する習慣づけをおすすめします。
営業時間と臨時休業を先回りして入力する
営業時間は、年末年始や臨時休業まで含めて前もって登録しておきます。定休日を知らずに足を運んで閉まっていた経験は、低評価レビューへ直結する典型的な失点だからです。Googleビジネスプロフィールには通常の営業時間とは別に「特別営業時間」を設定する機能が備わっており、お盆や連休、棚卸しによる休業日を日付単位で指定できます。年間の休業予定をカレンダーへ書き出し、月初にまとめて入力する運用に落とし込めば入れ忘れも防げるでしょう。情報が新しく保たれている店舗はGoogleからも稼働中だと判断されやすく、順位面でも有利に働きます。
来店客に口コミをお願いする流れをつくる
口コミは自然発生を待つのではなく、依頼する流れを日常業務へ組み込みます。何もしなければ月に数件すら集まらず、先に動いた近隣店との差が開く一方になるためです。会計時に「よろしければ感想をいただけると励みになります」と一言添える、レシートやショップカードへ投稿用QRコードを印刷する、施術後のお礼メッセージへリンクを載せる、といった仕掛けが有効に働きます。
重要なのは、来店客全員へ分け隔てなく声をかける姿勢です。高評価をくれそうな人だけに絞って依頼する行為はガイドライン違反にあたり、割引などの見返りを条件にする方法も認められていません。
届いた口コミには早めに返信する
投稿された口コミには、内容の良し悪しを問わず早めに返信します。返信文は投稿者本人だけでなく、来店を検討している第三者への説明の場としても機能するからです。高評価には具体的な内容へ触れながら感謝を伝え、次回利用のきっかけになる一言を添えると印象が深まります。低評価が届いた場合は、まず不快な思いをさせた点を詫び、事実関係を確認したうえで改善策を簡潔に示す流れが基本形です。感情的な反論や責任転嫁は、閲覧者の目に最も悪く映ります。目安として3日以内、可能なら翌営業日までに返す姿勢を保ちましょう。
インサイトで見られた回数を毎月確認する
最後に、管理画面のパフォーマンス機能で数値を月1回チェックする習慣をつけます。感覚だけで判断していては、施策が効いているのか無駄になっているのか区別がつかないためです。確認すべき項目は多くありません。
| 見る項目 | わかること | 改善のヒント |
|---|---|---|
| 表示回数 | 検索画面に出た回数 | 少なければ情報量を増やす |
| 検索キーワード | 何と調べて見つかったか | 想定外の語は紹介文へ追加 |
| 通話数 | 電話予約につながった数 | 写真や口コミの充実で伸ばす |
| ルート検索数 | 来店直前の行動量 | 実来店に最も近い指標 |
| サイトクリック数 | 詳細を知りたい人の数 | サイト側の情報を整備 |
月末に数値をメモへ残しておくと、3か月後に変化が一目で追えます。数字が動き始めるまで早くて1か月、通常は3か月ほどかかると見込んでおきましょう。

さらに上位を狙うためにやっておきたい7つの打ち手
土台が固まったら、一歩踏み込んだ運用へ移ります。基本設定だけでは差がつきにくくなった商圏でも、7つの打ち手を重ねれば近隣店より一段上の位置を狙えます。優先度の高い順に並べているため、着手できる項目から取り入れてみましょう。
地域名とサービス名を紹介文に自然に盛り込む
ビジネス説明欄には、営業エリアの地名と提供サービスを織り交ぜた文章を用意します。最大750文字まで入力でき、Googleが業種と商圏を読み解く材料として活用するからです。
整体院なら「藤沢駅から徒歩3分、デスクワークによる肩こりと腰痛の改善に特化した整体院です」といった書き出しが機能します。ポイントは、検索する人が実際に打ち込みそうな言葉を選ぶ点でしょう。専門用語より日常語のほうが一致しやすく、「産後骨盤矯正」「首こり」など悩みベースの表現も有効に働きます。ただし単語を羅列した不自然な文章は評価を下げるため、初めて読む人へ店を紹介するつもりで整えます。
外観・内観・スタッフの写真を定期的に追加する
写真は一度アップして終わりにせず、月に数枚のペースで足し続けます。閲覧者が来店可否を判断する材料になると同時に、更新が続く店舗はGoogleから活動中だと見なされるためです。最低限そろえたいカットを挙げます。
- 外観:昼と夜の2パターン。目印になる建物と一緒に写すと迷われません
- 入口周辺:ドアや看板を正面から。初来店の不安を減らす効果があります
- 内観:客席や施術スペース全体がわかる引きの構図
- スタッフ:笑顔の人物写真。接客の雰囲気が最も伝わります
- 商品・メニュー:料理や仕上がりなど、購入対象そのもの
暗い写真や手ブレのある画像は逆効果になるため、明るい時間帯に撮り直す手間を惜しまない姿勢が大切です。
最新情報の投稿とQ&Aで聞かれる前に答えておく
投稿機能とQ&A機能を使い、店舗側から情報を発信します。放置されたプロフィールと更新の続くプロフィールでは、閲覧者が受ける印象に大きな開きが生まれるからです。投稿欄には季節メニューやキャンペーン、休業のお知らせなどを週1回程度のペースで掲載します。Q&Aについては、来店客からよく尋ねられる内容を自分で質問として登録し、回答まで記載しておく運用が認められています。駐車場の有無・予約なしの利用可否・支払い方法・子ども連れの対応といった項目が代表例でしょう。第三者から質問が届いた際に長く放置すると誤情報が定着するおそれもあり、気づいた時点で速やかに答えます。
設備やサービスの属性をひとつ残らず埋める
属性欄は、該当する項目をすべて登録し切ります。利用者が条件を絞り込んで検索した際、登録済みの店舗だけが候補として残る仕組みが働くためです。「駐車場あり カフェ」のような検索で取りこぼしを防ぐ意味でも見逃せません。
| 業種 | 特に埋めたい属性の例 |
|---|---|
| 飲食店 | 個室・テイクアウト・キッズメニュー・禁煙 |
| 美容室 | 予約制・キャッシュレス決済・女性スタッフ在籍 |
| 整体院 | 駐車場・バリアフリー・当日予約可 |
業種によって選択肢の内容は変わるため、管理画面で一覧を開いて上から確認していく方法が確実でしょう。実際には備えていない設備を登録すると来店時の落胆につながり、低評価を招きます。設備を新設した場合は都度追記します。
予約機能とSNSをつないで来店までの道を短くする
予約リンクとSNSアカウントを登録し、思い立った瞬間に行動できる状態を整えます。閲覧から予約までの手順が多いほど途中離脱が増えるという事情があるからです。予約システムを導入済みであれば、管理画面の予約リンク欄へURLを差し込むだけで地図画面に予約ボタンが現れます。営業時間外に検索した人も枠を押さえられるようになり、翌朝の電話待ちによる取りこぼしが減るでしょう。InstagramやX、LINE公式アカウントも登録可能です。特に美容室や飲食店は施術例や料理写真の蓄積が判断材料になりやすく、SNSへの導線が来店の後押しとして働きます。
スマホで見やすい自店ページを用意する
地図から遷移する先の自店サイトは、スマートフォン表示を最優先で整えます。地図検索の大半はスマートフォンから行われており、パソコン向けのまま放置されたページは文字が小さく読み飛ばされてしまうためです。確認したい点は、画面幅に合わせて表示が自動調整されるか、料金やメニューが数タップ以内で見つかるか、電話番号をタップして発信できるか、地図と道順が載っているかの4点になります。読み込みに5秒以上かかるページも敬遠されるため、写真の容量を軽くする対応も効果的でしょう。ホームページを持たない場合は、無料で作成できる簡易サイト機能から始める選択肢もあります。
地域メディアや業界サイトに掲載してもらう
外部サイトへの掲載を増やし、ネット上での知名度を底上げします。第三者のページに店舗名や住所が載っている状態は、実在して活動している証拠としてGoogleに伝わる為です。無料で登録できる業種別のポータルサイト、市区町村や商工会議所の事業者一覧、地元のフリーペーパーやニュースサイトなどが候補に挙がります。近隣店との共同イベントに参加した際の告知ページや、取材を受けた記事も貴重な露出源となるでしょう。掲載を依頼する際は、正式な店名表記と住所を控えた資料を渡し、媒体ごとの表記ゆれを防ぎます。有料リンクの購入は評価を損ねるため選びません。
順位を落としかねない5つのNG行動
良かれと思って手を打ったつもりが、かえって順位を下げてしまう例も少なくありません。Googleはガイドライン違反に対して情報の修正やプロフィールの停止といった措置を取ります。うっかり踏みやすい落とし穴を5つ挙げるので、着手前に必ず目を通しておきましょう。
店名や紹介文にキーワードを詰め込む
登録する店名は、看板や名刺に記されている正式名称だけにとどめます。実世界で使っていない語句を店名欄へ加える行為は、Googleのガイドラインで明確に禁じられているからです。やってしまいがちな例を挙げます。
- 「〇〇サロン|藤沢 カット 縮毛矯正 安い」と地名や施術名を並べる
- 正式名称に「駅前」「地域人気No.1」など看板にない言葉を付け足す
- 紹介文で同一のキーワードを何度も繰り返して埋め尽くす
短期的に効いたように見えても、通報や自動検知によって強制的に修正されます。悪質だと判断されればプロフィール自体が停止扱いとなり、積み上げた口コミごと表示されなくなる危険もあるでしょう。
実在しない住所やあいまいな情報で登録する
登録できる住所は、実際に接客を行っている拠点に限られます。Googleは対面でサービスを提供する実店舗のみを掲載対象としており、実体のない場所での登録は削除の対象になるためです。レンタルオフィスの住所を借りる、営業していないマンションの一室を拠点として届け出る、商圏を広げる目的で架空の支店を複数作る、といった手法はすべて違反にあたります。自宅を仕事場にしていて住所を公開したくない場合は、「サービス提供エリア」の設定を使えば住所を伏せたまま対応可能な範囲だけを示せます。正規の方法が用意されている以上、無理のある登録に頼る必要はありません。
割引と引き換えに口コミを集める・自分で書く
口コミは、見返りを条件にせず自然な形で集めます。Googleのレビューポリシーは報酬や割引を対価とした投稿依頼を認めておらず、発覚した際には投稿がまとめて削除される事態も起こり得るからです。避けるべき行為には、次回500円引きを条件に星5を依頼する・業者から口コミを購入する・家族やスタッフの個人アカウントで投稿する・満足度の高い客だけを選んで依頼するといった例が該当します。せっかく増やした件数が一夜で消えれば、地道な依頼を続けてきた時間まで無駄になってしまうでしょう。低評価が怖くても、全員へ等しく声をかける運用を貫きます。
変更後の営業時間や住所を放置する
営業時間や電話番号を変更した際は、当日中にプロフィールへ反映させます。古い情報が残ったままだと来店客に無駄足を踏ませ、低評価レビューという形で跳ね返ってくるためです。加えて、誤りに気づいた利用者からGoogleへ修正提案が送られ、店舗側の意図しない内容へ勝手に書き換えられるケースも発生します。移転や定休日の変更、季節ごとの時短営業など、変化のタイミングは意外と多いものでしょう。月に一度、管理画面を開いて全項目を点検する時間を決めておけば、更新漏れを未然に防げます。最新の情報を保つ姿勢は、Googleからの評価にも良い形で作用します。
関係の薄いサイトから被リンクを大量に集める
外部からのリンクは、数を追わず関連性を重視して増やします。業種も地域も無関係なサイトから短期間に大量のリンクが張られる状況は、Googleに不自然な操作だと見抜かれるからです。有料リンクの購入、自動生成された低品質なディレクトリへの一括登録、相互リンク目的だけのページ作成などが典型的な失敗例に挙げられます。数百本のリンクを一気に獲得しても評価は伸びず、むしろ信頼を損なう結果を招くでしょう。地元の商工会や取引先、取材記事といった実際のつながりから1本ずつ積み上げる進め方のほうが、時間はかかっても確実に効きます。
MEOは無料で始められる、まずは登録から動き出そう
MEOは、専門知識も広告予算も持たない個人店こそ取り組む価値のある集客施策です。無料で使えるGoogleビジネスプロフィールさえあれば、登録からカテゴリの設定、写真の追加まですべて自分の手で進められます。まずは30分だけ時間を確保し、オーナー確認の申請を出すところから動き出してみましょう。数値に変化が現れるまで1か月から3か月ほどかかりますが、積み上げた情報はポータルサイトの掲載料と違い、支払いを止めた途端に消える性質のものではありません。手順に迷ったり順位が伸び悩んだりした場合は、無料相談でプロフィールの現状を一緒に点検できます。地図から選ばれる店へ、最初の一歩を踏み出してください。
